奈良をモチーフにした作品が、
新たに判りました(*^o^*)
「法隆寺金堂釈迦三尊像」
ものすごい迫力!
最初、写真かと思いました(@_@)
この画像を見て、影絵と気付く人が何人いるでしょう!?
藤城先生入魂の作。
圧倒的です!!
これが実物です。
比べてみると、影絵は写真よりもはるかに真に迫っていますね。
「猿沢池より興福寺五重塔」
予想が当たって、猿沢の池はやはり水鏡で表現されていました(^_^)v
よく見ると、塔の下あたりには鹿もいます♪
ここからの2点は、すでにご紹介した新作。
「二上山(ふたがみやま)と當麻寺(たいまでら)」
万葉の景色には、夕日が本当によく似合います。
奈良の夕暮れは、古(いにしえ)に思いを馳せる美しいひとときです。
「大神(おおみわ)神社」
大神神社から望む三輪山は東の方向なので、こちらは朝日。
もっとも、光線の強さが夕日と異なり、一目で朝日と判りますね。
中央の緑の玉は、三輪山の杉葉で造られた杉玉だと思われます。
これは酒造りのシンボルとして、今も全国の酒屋の軒先に飾られているそうです。
・・・どの新作も、いずれ劣らぬ力作。
非常に充実した作品群です。
いくつもの病に打ち勝って来た藤城先生の、今の心境が強烈に伝わってきます。
また、こびとが一切登場せず、メルヘンの要素をすべて排除してあることには、
驚きを禁じえません。
これも、先生の新しい境地なのでしょうか。
ともあれ今回の新作群は、「旅する影絵」以後も続いている「日本」というテーマの、
ひとつの白眉となることでしょう。
ところで、
5つの新作のうち、まだ拝見できていないのが「雪の室生寺(むろうじ)」。
4つまでもがこんなにも素晴らしい作品なので、
当然最後の1つにも大きな期待!!
なんとか早く拝見してみたいものです(♡_♡)
なお末筆ながら、
これらの画像の在りかは、
総小判さんから教えていただきました。
いつも本当にどうもありがとうございますm(_ _)m
◆朝日新聞
:奈良)光と影、幻想的な世界を描く 藤城清治展
◆奈良県立美術館
http://www.pref.nara.jp/item/157853.htm#moduleid43108
◆過去記事
:奈良展に向けて
:奈良展に向けて その2
:奈良展の見どころ情報!
:奈良「光のメルヘン展」 2つの動画