Quantcast
Channel: 藤城清治ファンのページ
Viewing all 1866 articles
Browse latest View live

「クリスマスの集い」準備進行中

$
0
0
本日の藤城清治美術館の様子が、藤城事務所ブログにアップされました。
藤城先生もいらっしゃって、準備に余念がないようです。
 
 
これは、先生が館内で指示を出していらっしゃるところでしょうか。
いったい、どこがどのようにアレンジされるのでしょう?
藤城先生が監修されるなら、素敵な仕上がりになること間違いなしですね。
太鼓判!!^o^
イメージ 1
 
 
 
新作「光の祈り」。
美術館の入口に飾られているそうです。
プレゼントされるジクレーアート(版画)は、やはりこの絵柄なのかも?!
イメージ 2
 
 
 
そして庭の様子。
素敵です♪
どんなに寒くても、心が魅せられてしまいそう。
イメージ 3
 
 
 
・・・明日、早朝に那須に向けていよいよ出発します。
4時起床。
宵っ張りの僕にはありえない時刻です^^;
美術館到着は13時ころ。
イベント直前の一番ワクワクする時間を、独りでゆっくり楽しみたいと思います。
 
それではみなさん、行って来ま~す♪
帰ってきたら出張報告いたしますね(^_-)-☆
 
 
 
◆藤城事務所ブログ:『クリスマスの集い』開催まで、あと2日です
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

藤城清治美術館に到着しました

$
0
0
豪雪になってるんじゃないかと完全装備の防寒服でやって来ましたが、
道路はカラカラで、しかも穏やかな天気!
遠くの雪山がきれいでした。

イメージ 1



美術館までの道のりも散歩気分で楽しめました(^_^)

イメージ 2




敷地内のチャペルに立ち寄ってみると、
もうすっかり明日の準備は整っているようです(^_^)v

イメージ 12


イメージ 18




喫茶室もこのとおり。
ステージが設営され、グランドオーブンの時を彷彿させます。

イメージ 19




ミュージアムショップには、
いくつもの目新しいグッズ♪

まずこちらは、展示室撮影用の使い捨てカメラ。
ちゃんとミュージアムグッズらしいパッケージになっていて、
思わず買ってしまいそうになりました(^_^;)
今のところガマンしてますが(笑)

イメージ 20




そのカメラの隣りは、念願の「ぶどう酒びんのふしぎな旅」の写真立てです。
もちろんこれは購入済み(*^_^*)

イメージ 21




今日発売になったばかりのスケッチブックもありました。
中には影絵の塗り絵ページもあって、
こちらは只今 思案中(^_^;)

イメージ 22




それから、グランドオーブンの時のはっぴもあって、
ちょっとびっくりしました(@_@)
来客用だった白のほか、スタッフ用の赤も。

イメージ 23




喫茶室でブログを書いているうちにすっかり日が暮れて、
外はこんな景色に(^o^)

イメージ 3




ちなみにエントランスはこんな感じ♪
と言っても、スマホのカメラなのであまりきれいに撮れていませんが(汗)

イメージ 4


イメージ 8


イメージ 5


イメージ 6


イメージ 7




最後はお庭とチャペル再び。

イメージ 9


イメージ 10


イメージ 11


イメージ 13




人魚のバックに、庭のイルミネーションが映り込んでいます♪

イメージ 14


イメージ 15


イメージ 16


イメージ 17







・・・今夜は早めに宿に帰って、明日のビッグイベントに備えます(^_^)

藤城サンタさん♪

$
0
0
今目の前にいらっしゃる先生です(^o^)

イメージ 1


イメージ 2

「クリスマスの集い」<1> 藤城サンタさん大特集!

$
0
0
藤城清治美術館の「クリスマスの集い」へ、行ってまいりました^o^
 
まずは当日に受付でいただいたプログラム。 
(表紙の余白部分を省いて絵柄を拡大してあります)
 
イメージ 1
 
 
 
こちらはスケジュール内容です。
22日のイベントは、夕方5時から始まりました。
(画像はすべて、右下をクリックすると拡大できます)
イメージ 2
 
 
 
2日分のチケット。
紅白コンプリートしました^o^v
イメージ 13
 
 
 
これは胸などに貼り付けたシール。
赤い丸のなかの番号は、抽選会のときのためのものです。
(白いはずの背景に赤いムラがあるのは、赤いセーターに貼ってしまったから^^;)
イメージ 20
 
 
 
今回の那須は、寒いながらも比較的おだやかな天気でした。
冬枯れの中、木々の向こうにチャペルがはっきり見えています。
イメージ 19
 
 
 
それにしても、先生の猫は元気!
♪ね~こはコタツで丸くなる~、なんてありえなさそう(笑)
イメージ 21
 
 
 
見慣れた美術館エントランス。
のはずが、
この日は新作「光の祈り」のディスプレイが飾られ、
すでにイベントの盛り上がりを予感させてくれます^_^
イメージ 22
 
 
 
夕方、藤城先生が来場♪
会場内はそれだけでもうヒートアップ!
イメージ 23
 
 
 
サンタに変身した先生。
上着は真っ赤なブレザーで、とってもダンディなサンタです^^v
イメージ 24
 
 
 
で、ナント足元の靴まで赤@_@
それをさりげなく履きこなしてしまっていらっしゃいます!
そして靴下には、しっかりと水玉!!
水玉靴下は、今や先生の隠れたトレードマークです^o^/
イメージ 25
 
 
 
イベントが始まり、司会のとちぎテレビアナウンサーにインタビューされる先生。
ご満悦でいらっしゃいます。
イメージ 3
 
 
 
ステージに上がった先生。
今回のイベントや美術館、そして今後の抱負を熱く語っていらっしゃいました。
イメージ 4
 
イメージ 5
 
 
 
森若香織さんのミニコンサートが始まりました。
森若さんは、NHKみんなのうたの、「大きな月」を歌っていらっしゃった方です。
イメージ 6
 
 
 
背景はもちろん、「大きな月」。
特に2枚目のスクリーンの場面は、見覚えのある方も多いのではないでしょうか。
イメージ 7
 
イメージ 8
 
 
 
森若さんの歌に聞き惚れる藤城先生。
あれ? なんだかお二人は見つめ合っているように見えませんか??
イメージ 9
 
 
 
ほら。やっぱりそう見えるんですが、
気のせいかな???(笑)
イメージ 10
 
 
 
な~んて冗談はさて置き、
ところでこの写真は、今回の中でも僕のお気に入りの1枚になりました。
おだやかな中に先生の気骨が感じられ、お人柄がにじみ出ているように思います。
藤城先生の写真集を出した沢渡さんに、ついに並んだかも???(笑)
イメージ 11
 
 
 
さて、ここからが藤城サンタさんのメインイベント。
クリスマスプレゼント場面集です♪
ファンの中には、先生のサンタ姿をお目当てにいらっしゃった方も多いのでは?!
(実は、僕もその一人(^_-)-☆)
イメージ 12
 
 
 
この日最後は、もう一人のサンタであり陰の功労者である、
美術館館長 藤城亜季さんのご挨拶で締めくくられました。
亜季さん、どうもお疲れさまでした。
素晴らしい時間を過ごさせていただき、本当にありがとうございます。
イメージ 14
 
イメージ 15
 
 
 
オマケ画像。
イベントの合い間に、先生とツーショットしました^o^/
イメージ 16
 
イメージ 17
 
 
 
そして亜季さんとも^o^♪
そういえば亜季さんとのツーショットは、意外なことに初めて。
先生との時とはまた違った緊張感がありました^^;;
イメージ 18
 
 
 
今回のおしまいは、美術館お庭の様子。
とても幻想的で、まるで先生の影絵の世界にたたずんでいるかのようでした。
この動画は、できればぜひ全画面表示でご覧になってみてください。
きっとその美しさを分かっていただけると思います。
 
なおこのイルミネーションは、来年3月いっぱいまで灯されるとのこと。
この冬にいらっしゃる方は、夕暮れ以降も必見です。 
 
 
 
◆Amazon
NHKみんなのうた「HANA」(DVD付) [Single, CD+DVD, Maxi]
(「大きな月」は「HANA」DVDの中に収録されています)
 
◆過去記事
:藤城清治美術館に到着しました
:NHKみんなのうたで「大きな月」を放送中
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「クリスマスの集い」<2> 教会ミニコンサートとステンドグラス

$
0
0
12月23日の2日目は、午前11時から教会でのミニコンサートがありました。
(どの画像も、その右下をクリックすると拡大できます)
 
 
イメージ 1
 
 
 
この日も胸などに貼るシールがもらえ、今回はラッキーセブン!
きのうこの番号をもらっていたら、抽選にも当たっていたのかも??(笑)
イメージ 2
 
 
 
滞在3日目もすがすがしい冬晴れ。
教会では朝からミニコンサートの準備が始まっていました。
イメージ 13
 
 
 
「光の祈り」やツリーも外に飾られ、用意は万端のようです。
イメージ 21
 
 
 
今回も教会の中を撮影してみました。
ペガサスに乗った王子様のステンドグラスに陽が差し込んで、
そこはもう別世界!
イメージ 17
 
 
 
グラスそのものだけでなく、床にまで彩りが映え、
見ているとなにもかもを忘れてしまいそうなくらいの美しさです。
イメージ 18
 
 
 
正面のステンドグラス。
絵柄はご存知「ノアの箱舟」。
光にあふれた朝の色彩は、また格別です。
イメージ 19
 
 
 
振り返って、こちらは入口上のグラス。
どちらも甲乙つけがたいほどの美しさと愛らしさですね。
イメージ 20
 
 
 
そんな素敵な教会で、最初に始まったのがミニ・クラッシックコンサート。
さぞやアカデミックな雰囲気にあふれてるかと思いきや、
あれれ、なんだか昼メロの1場面のようですね~
この男性、もしかして口説いてはいませんか??(^^);
イメージ 22
 
 
 
それもそのはず。
これはモーツァルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」。
結婚の決まっている女性をジョバンニが口説き、
ついには"仲良し"になってしまうお話です(^^);;
イメージ 23
 
 
 
そんな楽しいオペラも無事終わり、
最後は観客も一緒に「清しこの夜」を合唱。
教会内はそれにふさわしい厳かな雰囲気に、再び包み込まれたのでした^^v
イメージ 3
 
 
 
第2部は暮部拓哉さんのソロコンサート。
2008年のNHKみんなのうたで、
藤城先生の影絵をバックに暮部さんの「HANA」が放送されていました。
イメージ 4
 
 
 
歌詞も歌い声も繊細なのにすごく説得力があって、心に染み入りました。
こんなに素晴らしいライブ、何年ぶりで聴いたでしょうか。
イメージ 5
 
 
 
「HANA」を動画でアップしました。
どうか是非お聴きになってみてください。
心が揺さぶられます。
 
 
 
ミニコンサートが終わり庭に出てみたら、
こびとサンタたちがお見送りしてくれてました^_^
イメージ 6
 
 
 
 
教会のステンドグラスのほかに、
藤城清治美術館の中にも影絵のステンドグラスがありました。 
 
「教会の鐘」。
この3作品をさしおいて、先生のステンドグラスは語れません。
ぜひ画像の右下をクリックして拡大して見てみてください。
イメージ 7
 
イメージ 8
 
イメージ 9
 
 
 
目を凝らすと、ほかにもステンドグラスの影絵はまだありました。
「聖フランシスコ」より「アッシジの街」。
イメージ 10
 
 
 
この、教会の入口の上に見えてます。
なんという迫力!
浮き出て見えるではありませんか!!@_@
イメージ 11
 
 
 
同じく「聖フランシスコ」より「サン・ダミアノ」。
イメージ 12
 
 
 
このキリスト像はステンドグラスではありませんが、
迫力という点では先のものに引けを取りません。
圧倒的!!!
イメージ 14
 
 
 
こちらはその下絵。
たまたま美術館2階の、アトリエを再現した部屋にありました。
イメージ 15
 
 
 
そして最後は、「魔法使いの森に燃える再生の炎」。
イメージ 16
 
 
 
 
9月に訪問した際、この作品の撮影を漏らしていたので、
今回ようやくアップいたします^o^v
 
 
 
◆Amazon
NHKみんなのうた「HANA」(DVD付) [Single, CD+DVD, Maxi]
(「HANA」DVDの中には「大きな月」も収録されています)
 
◆過去記事
:藤城清治美術館に到着しました
:「クリスマスの集い」<1> 藤城サンタさん大特集!
:教会の「ノアの箱舟」にちなんで
:NHKみんなのうた その1 「HANA」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

今年も大変お世話になりました

$
0
0
藤城先生のファンのみなさん、
今年もたくさんのご訪問とコメントをいただき、どうもありがとうございました。
来年も、先生の大活躍をできるだけたくさんご紹介できるよう頑張りますので、
なにとぞよろしくお願いいたします。
それでは、みなさんにどうか良い年が訪れますように♪
 
m(_ _)m
 
 
 
「カーテンコール」
イメージ 1
 
 
 
・・・なお末筆ながら、
このところ親しい方々のブログに書き込みできなかったことを、
ここに謹んでお詫びいたします。
どうも申し訳ありませんでした。
来年はまたお伺いすることができると思いますので、
どうかよろしくお願いいたします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

賀正^o^♪

$
0
0
イメージ 4 
 
イメージ 5
 
 
 
 
あけましておめでとうございます
この一年がおだやかで、
実り多きものでありますように
 
 
 
 
 
今年は午年ですね~
で、さっそくのミニ"馬づくし"(^_-)-☆
(画像の右下をクリックすると、拡大できます)
 
まず最初は、白樺湖影絵美術館の所蔵画から「光の中の白い馬」。
私ごとながら、これは僕のベスト10のうちの1枚で、
見るたびにため息が出てしまいます。
イメージ 2
 
 
 
「走馬灯」。
あまりにも幻想的な一点。
その美しさに言葉を失ってしまいます。
もちろんベスト10入り・・・というか、実は僕にとってのベスト1です♪
イメージ 11
 
 
 
「魔法使いの森に燃える再生の炎」。
言わずと知れた藤城清治美術館の白眉です。
この1枚だけを見るために美術館を訪れても、決して後悔することはないでしょう。
昨年も様々な素晴らしい新作が発表されましたが、
その中でも特にファン必見の1点です。
イメージ 9
 
 
 
「風の又三郎」より、ガラスのマントをまとって宙に浮かぶ又三郎。
これほどまでに生々しい馬を先生が描くなんて、今まで前例がありません。
ちなみに今年の藤城事務所オリジナルカレンダーの1月分にも、
午年の作品としてこの作品が載せられています。
なお「風の又三郎」絵本発売は1月24日。
いよいよ秒読みですね^o^v
イメージ 10
 
 
 
「風の交響楽(シンフォニー)」
1996年に出版された同名の書籍の、カバー画として制作されました。
春風を想わせる景色で、新春にピッタリ!^o^/
これまでご紹介したいと思いつつ、なかなかその機会のなかった作品だったので、
今年の午年の感謝!(笑)
イメージ 3
 
 
 
あまり知られていないかもしれませんが、
藤城先生は馬がとてもお得意。
もっともそれもそのはず。
かつて先生の率いた劇団名は、「木馬座」だったのですから♪
イメージ 1
 
 
 
木馬座の団員バッジももちろん"木馬"。
イメージ 7
 
 
 
そしてこの木馬は直筆。
先生の描く木馬が大好きなので、無理を承知でお願いしてしまったものです^_^;
一見ササッと描かれているように思えますが、
今にも動き出しそうな躍動感に溢れています。
イメージ 8
 
 
 
 
最後は「ケロヨンカーニバル」のLPレコード。
木馬の”躍動感”をリアルに味わっていただこうと、こんなことしてみました*^o^*
おとそを飲み過ぎた方は、目を回しませんように^^;
イメージ 6
 
 
 
・・・藤城先生が描く動物といえば、真っ先に猫が頭に浮かびがちですが、
実は馬の作品もたくさんあって、しかも素晴らしいものが目白押しなのです^^v
 
 
 
◆過去記事
:白樺湖影絵美術館 番外編2
:<画像>日曜美術館 藤城清治89歳の”風の又三郎”
:木馬づくし その1
:木馬づくし その2
:木馬づくし その3
:木馬づくし その4
:木馬座 第3のマーク!?
:わたしのベスト10
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

午年にちなんで<1>

$
0
0
せっかくの午年なので馬の作品を集めてみました。
ところがこれが、すごい数!
猫の作品の次に多いのは犬のものだとばかり思い込んでいたのですが、
実は間違いなく、馬です。
これは僕にとっては大発見@_@
 
しかも馬の作品には大きな特徴がありました。
それは、空を飛んでいるものが多いこと。
猫や犬の作品には、飛んでいるものはおそらく1枚もないでしょう。
もちろん飛ぶのはペガサスのイメージがあるからでしょうけど、
それにしても藤城先生の”幻想的”な作風に、
これほどぴったりの動物はほかにいないかも?!
 
 
「馬がとぶ」。
2002年の午年のために作られました。
干支のものなのでてっきり純和風かと思いきや、
よく見ると子どもたちはギリシャやローマの神話のようないでたちで、
さりげなく和洋折衷の仕上がりです。
イメージ 1
 
 
 
「夕焼けの幻想」。
こちらも実は和洋折衷です。
天駆ける太陽神アポロンのものとおぼしき馬車と、
どこから見ても日本の夕暮れと分かる景色が、
なんの違和感もなく同居しています。
イメージ 2
 
 
 
日本相互銀行パンフレット「つかう」。
上の「夕焼けの幻想」の馬車も力強いですが、こちらも負けず劣らず。
迫力に満ちています。
鋭いムチの音が聞こえてきそうですね。
イメージ 9
 
 
 
「ラーマー・ヤナ」。
戦場に向かうシーンには、これまでの2作品とはまた異なる気迫がみなぎって、
生死をかけた戦いの緊張感が伝わってきます。
イメージ 10
 
 
 
明治生命1982年カレンダー表紙。
打って変わって、こちらは夢のようなメルヘンの世界。
馬の表情が全然違います。
その背中には翼も描かれ、こちらはペガサスになっています。
イメージ 11
 
 
 
ようこそ空へ。
当時の最新鋭旅客機とメルヘンのコラボレーション。
夢の世界で、ジャンボ・ジェット機がまるで遊園地の乗り物のように見えませんか?
イメージ 12
 
 
 
藤城清治美術館チャペル。
ペガサスは最新作の1つであるステンドグラスにも描かれています。
やはり先生には、馬に対する強い思い入れがおありなのかもしれませんね。
イメージ 13
 
 
 
「暮しの手帖」表紙。
現代の美人画とも言える「暮しの手帖」表紙絵。
意表を突いてここにもペガサスが羽ばたいています。
その後の表紙絵とは異なってメルヘン調で、影絵のような作風です。
きっとクリスマスにちなんでということもあったのでしょう。
イメージ 14
 
 
 
「いつまでも年をとらないくに」の1場面。
1977年夏発刊の「暮しの手帖」第2世紀 第49号に載ったお話です。
珍しくこのペガサスは地上に降り立った姿。
そういう意味でちょっと異色の作品です。
イメージ 15
 
 
 
「光陰の中の巣立つ仔馬たち」。
これは藤城先生の母校、慶應義塾大学の幼稚舎に寄贈された作品で、
ペガサスや仔馬たちは、ここに通う園児たちを表しているとのこと。
どうりでみんな元気いっぱいなわけですね。
イメージ 16
 
 
 
「夢の国の馬」。
もともとは1962年に作られた「光る馬」という作品だったのですが、
その後リメイクされ、この1枚になりました。
のどかでゆったりとした時間の流れが、牧歌的な雰囲気を醸し出しています。
イメージ 3
 
 
 
LPレコード「おんがくメリーゴーランド」より。
1980年に東芝EMIから発売された6枚組レコードの中の1枚です。
手前の馬やピエロは、背景の彼女の夢でしょうか。
モノクロですが本来はカラーでしょう。
しかもこのレコード以外では見たことがなくて、
なんとも惜しい、素敵な1点です。
イメージ 4
 
 
 
「海の中の木馬」。
仙台市にある笹かま館のメルヘンサロンに飾られています。
これは、空を飛んでいるのか、海の中を泳いでいるのか・・・^^;
いずれにしても図録などには載っていない、
ここでしか見られないかわいらしい作品です。
イメージ 5
 
 
 
ここからは夜空を駆ける馬の作品。
 
「月輪に向かって」。
向こうに見えるのは、たぶん湖でしょう。
山の中での神秘的な光景は、引き込まれそうな魅力に満ちています。
イメージ 6
 
 
 
「夜の木馬」。
言葉では説明のできない不思議な世界。
なのにこんなにも魅せられてしまうのは、どうしてなのでしょう?
イメージ 7
 
 
 
「赤い馬の幻想」。
幻想的な、冬の夜の心象風景。
白い木と赤い馬のコントラストを、背景の黒がいっそう引き立たせています。
どこかでこんな光景を見たことがあるような、
そんな錯覚にさえとらわれてしまいそうになる、あまりにも美しい作品です。
イメージ 8
 
 
 
・・・次回以降も、「午年にちなんで」の続きをご紹介します。
 
 
 
◆過去記事
:干支めぐり - 池田銀行にちなんで -
:日本相互銀行パンフレット
:明治生命1982年カレンダーより
:ようこそ空へ
:藤城清治美術館 図録より(3) -教会・ステンドグラス-
:藤城清治美術館 訪問記<4>(教会・ステンドグラス)
:「暮しの手帖」表紙絵(1)
:笹かま館 「メルヘンサロン」(3)
: 一本の木 その1
:一本の木 その2
:一本の木 その3
 
 
 
 
 
 
 

午年にちなんで<2>

$
0
0
1回目の 馬づくしが天翔る馬だったので、
2回目は、ちゃんと大地の上を走る馬の特集です^_^
(画像の右下をクリックすると、拡大できます)
 
 
アサヒビール年賀状。
まずは1952年の年賀状から。
ちなみにこの年は、午年ではなく辰年だったんですが^^;
この絵柄、最初の絵本「ぶどう酒びんのふしぎな旅」が出版された2年後なだけに、
その作風がとても似ています。
しかもカラー!
カラー作品としては最初期のものに含まれるでしょう。
イメージ 1
◆過去記事:前祝いのお酒づくし^o^♪
 
 
 
同じ頃、銀座の”居酒屋あるぷ”に納められた作品。
タイトルは不明もしくは無名のもので、
ドイツのハイデルベルグをモチーフにしたと思われる1枚です。
そういえば、馬車に乗っているのがビア樽と酔いどれで、上の年賀状と同じですね。
もしかすると、これは偶然ではないかも?
なおこれは図録や画集にも一切載っておらず、半ば”幻の逸品”。
ご覧になりたい方は、ぜひ”居酒屋あるぷ”へ足を運んでみてください(^_-)-☆
イメージ 2
 
イメージ 13
◆過去記事:居酒屋「あるぷ」訪問記
 
 
 
酔いどれを乗せたものから一転して、こちらはシンデレラの馬車。
華麗です♪
制作は1960年代後半から1970年代前半と思われます。
イメージ 20
◆過去記事:教文館展便乗♪ 「横丁」もどき <後半>
 
 
 
今度は1982年のシンデレラ。
明治生命のカレンダーの1枚ですが、
9月の絵柄になっているのは、
馬車の元になってるかぼちゃの熟す頃だからでしょうか?
イメージ 21
◆過去記事:明治生命1982年カレンダーより
 
 
 
1950年発表の「ぶどう酒びんのふしぎな旅」より。
先にも少し触れたように、記念すべき藤城先生の最初の絵本です。
一番最初に発表した影絵「五つのえんどう豆」からわずか1年後ですが、
白と黒だけでなく、グレイの色使いがあったり、英字新聞が使われていたりと、
そのテクニックはものすごい早さで進歩しています。
馬の描写も、影絵にありがちな平面的なものではなく、
すでに明治生命カレンダーと同じ、斜め上から見た立体的な表現になっていて、
藤城先生以前の伝統的な影絵とは大きく異なっています。
イメージ 22
 
 
 
「新・ぶどう酒びんのふしぎな旅」。
最初の「ぶどう酒びんのふしぎな旅」から60年を経て、
2010年に発表されたものです。
カラー化され、技術的にも格段の進歩を遂げていますが、構図は基本的に同じ。
しかも、この頃は使わない英字新聞をあえて使うなどしてあり、
1950年の作品へのオマージュの意味が込められているように見受けられます。
新旧、どちらにも捨てがたい魅力がありますね。
イメージ 23
◆過去記事
:ぶどう酒びんのふしぎな旅 その1
:ぶどう酒びんのふしぎな旅 その2
:ぶどう酒びんのふしぎな旅 その3
:ぶどう酒びんのふしぎな旅 その4
:新「ぶどう酒びんのふしぎな旅」発売決定!
 
 
 
「この道」。
1997年から1999年まで続いた切手コレクション集「私の愛唱歌シリーズ」の、1枚。
「この道はいつか来た道・・・」という北原白秋の作詞が有名ですね。
その歌詞の1番目~3番目に出てくる、
アカシア、丘の上の教会、馬車を1枚の作品の中にギュッと凝縮しながらも、
何の違和感もない自然な仕上がりになっていることに驚かされます。
イメージ 24
◆過去記事:私の愛唱歌シリーズ(3)
 
 
 
ここまでは馬車の作品を集めてきましたが、今度は馬単独のものをご紹介します。
 
「角笛と少年」。
今もたくさんの影絵版画の1枚として販売されている作品ですが、
その中ではけっこう古い年代のものに含まれます。
一見のどかな雰囲気のようでありながら、ちょっとミステリアスな感じ。
それがこの作品の奥深さを醸し出しているのではないでしょうか。
イメージ 25
 
 
 
上の作品の元になったのがこちら。
1974年に作られました。
動物の数が多く、でも猫はいません。
ミステリアスな雰囲気に関しては、上の作品に軍配が上がるかも?
制作年代から考えると本当はこれもカラーなのではないかと思うのですが、
残念ながらモノクロのみしか見つかっていません(涙)
イメージ 26
◆過去記事
:ふくろう、フクロウ、梟
:続・ふくろう、フクロウ、梟
 
 
 
「生きるよろこび」。
大震災以後、藤城先生が発し続けている「生きるよろこび」というメッセージは、
実はこの作品の題名から始まりました。
1995年の環境の日 公式ポスターのために制作されたものです。
イメージ 3
◆過去記事:ヤマハ銀座スタジオ 影絵展の様子2(「生きるよろこび」速報!) 
 
 
 
「僕の青春は仔馬に乗って」。
2007年の教文館影絵展のポスター用に作られたもので、
藤城清治美術館2階では、
プロジェクションマッピングでその制作過程がファンタジックに再現されています。
イメージ 4
◆過去記事
:教文館 12年分のダイレクトメール
:<動画>藤城清治美術館 プロジェクションマッピング(3)
 
 
 
「子馬の上でバイオリンをひくネコ」。
制作された時期ははっきりしませんが、
去年の教文館展で初めて見ることのできた作品です。
藤城事務所の倉庫では、
こういった珍しい作品がまだまだ何枚も出番を待っているのかも?!
イメージ 5
 
 
 
「セロ弾きのネコちゃん」。
上の作品をベースに作られたと思われるのがこの作品で、
2011年のヤマハ銀座スタジオ展のポスター用に作られたものです。
今にもすごく楽しそうな音楽が聞こえてきそうな1枚!
なお、チェロからちょこっと顔を出しているねずみの部分は、
「セロ弾きのゴーシュ」の1場面からの引用です。
藤城先生、ウィットが利いています♪
イメージ 6
 
 
 
「森がかなでるすてきな音楽」。
これも去年秋の教文館展で初めて見た原画。
1991・92年冬発刊の「暮しの手帖」第3世紀 第35号に載ったもので、
その時の題名は「森のメヌエット」でした。
馬のたてがみまでがグリーンで描かれ、作品から新緑のさわやかさが溢れています。
イメージ 7
◆過去記事:銀座 教文館「動物園展」(前半)猫・犬・鳥・馬などなど
 
 
「動物たちとこびとの行進」。
都内に飾られている先生の作品の1つで、
三菱東京UFJ銀行 渋谷明治通支店にあります。
こちらには2頭の馬が描かれていますが、
動きと変化に富んだ「行進」は、見ていて飽きることがありません。
イメージ 8
 
 
 
上の馬の部分をズームアップ!
イメージ 9
 
 
 
こっちにももう1頭♪
イメージ 10
◆過去記事:東京三菱銀行 明治通り支店
 
 
 
「風の又三郎」。
間もなく1月24日に発売されるこの作品の絵本ですが、
以前にも先生は「又三郎」に取り組んでいらっしゃいました。
この物語のクライマックスで、馬は重要な役割を果たしています。
イメージ 11
 
 
 
文庫本の表紙。
イメージ 12
 
 
 
こちらはテレホンカード。
この場面のあと、クライマックスが。
イメージ 14
◆過去記事
:<動画>日曜美術館 藤城清治89歳の”風の又三郎”
:<画像>日曜美術館 藤城清治89歳の”風の又三郎”
:宮沢賢治特集(3)「風の又三郎」
 
 
 
ここからは聖書の中に出てくる馬の場面です。
 
藤城清治美術館チャペル。
チャペルの一番奥にあるノアの箱舟のステンドグラス。
ここには珍しく、シマウマが描かれています。
もしかしたら初めてかも?
両手を挙げている猫のお隣りにいます。
イメージ 15
◆過去記事
:藤城清治美術館 図録より(3) -教会・ステンドグラス-
:藤城清治美術館 訪問記<4>(教会・ステンドグラス)
:「クリスマスの集い」<2> 教会ミニコンサートとステンドグラス
 
 
 
同じくノアの箱舟。
絵本「聖書のおはなし」の中の1枚です。
イメージ 16
◆過去記事:教会の「ノアの箱舟」にちなんで
 
 
 
聖書関係では、1961年の古い雑誌に描かれたアダムとイヴの隣りにも、
楽園に住む動物の1つとして馬が描かれています。
イメージ 17
◆過去記事
:「月刊キリスト」表紙より -クリスマスにちなんで-
:「小さな恋」をたどって
 
 
 
「馬小屋(家畜小屋)で生まれたキリスト」。
ここに描かれる馬はやや擬人化され、本当にやさしそうな眼差し。
聖書のお話であると同時に、子を授かった親の純粋な喜びにあふれた場面でもあり、
いつまでも強く心に残る1枚です。
イメージ 18
 
 
 
「エルサレム入城」。
これも都内で見ることのできる作品の1つ。
「嵐を鎮めるイエス」とともに、
八王子の陣馬高原キリスト教会に飾られています。
これらは影絵ですが、
教会に納められた作品は、藤城清治美術館だけではなかったのです。
ほかにも、先生の作品がさらに多くの教会に飾られるといいのですが♪
イメージ 19
◆過去記事:陣馬高原キリスト教会
 
 
 
 
・・・次回の「午年にちなんで」は最終回。
新しく見つけた木馬の作品や、ちょっと変わった絵柄の馬をご紹介します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

午年にちなんで<3>

$
0
0
 いよいよ馬のシリーズ最終回。
 よろしければ今回も、どうかよろしくお付き合いください。
(画像の右下をクリックすると、拡大できます)
 
 
1枚目は、<1>や<2>と同じく、新年を祝う絵柄から。
タイトルは「お獅子の親子」です。
これが載っている「藤城清治影絵の世界シルエットアート作品とその技法」は、
1983年の出版なので、一番近い午年の1978年のための作品ではないかと思います。
一富士、二鷹、三ペガサス?^_^
イメージ 1
 
 
 
この「白い馬と少年」と次の作品は、前回にご紹介し漏らしてしまったもの。
木漏れ日がなんともいえず印象的です。
いつもは黒く表現される木々も青や白に描かれ、
光の美しさがいっそう際立ちます。
イメージ 2
 
 
 
「影ふみ」。
「白い馬と少年」と同じように、太陽の光がモチーフになってます。
影踏みという遊びは、名前のとおり影絵にぴったり。
ところで猫は、このあとうさぎに影を踏まれたのでしょうか?(笑)
イメージ 13
 
 
 
ここからは、木馬の特集。
過去記事の「木馬づくし 1~4」 でお見せできなかった作品を集めてみました。
 
「空のメリーゴーランド」は、去年春の教文館展で初めて拝見しました。
空からつるされたメリーゴーランドという、いかにも夢のような作品。
こんなに素敵な作品が埋もれていたなんて、驚きです。
これからも、倉庫の中で眠っている作品をどんどん見せていただきたいですね♪
イメージ 22
◆過去記事:教文館 訪問記<3>(影絵)
 
 
 
藤城清治美術館ミニ影絵劇の、舞台裏で回る回転木馬。
表のスクリーンに映し出されなくても、充分幻想的です。
イメージ 23
 
 
 
上の木馬がスクリーンに映っている様子。
どちらも甲乙つけがたいほど素敵ですね。
この2つを一度に見ることのできる藤城清治美術館のからくりは、本当に贅沢です。
イメージ 24
◆過去記事
:藤城清治美術館 図録より(2) -ミニ影絵劇-
:<動画>藤城清治美術館 ミニ影絵劇&モビール
 
 
 
「舞台に於ける影絵公演」プログラム。
1958年の古いものです。
先生は木馬座を率いていたから木馬の作品が多いんだとずっと思っていましたが、
実はその反対なのかも?
もしかすると「木馬座」という劇団名は、
木馬がお好きだから名付けられたのかもしれないと、最近感じています。
イメージ 25
 
 
 
木馬はこんなところにも。
「日輪」は、岩崎学園のために作られた作品(タイル画)です。
2007年の作成。
太陽の中に描かれて、力強さを感じさせる木馬です。
ほかにも2点の作品が納められていて、ファン必見の場所の1つです。
イメージ 26
◆過去記事
:岩崎学園東戸塚保育園 その1
:岩崎学園東戸塚保育園 その2
 
 
 
「幻想列車」。
1990年に開かれた長崎旅博覧会のJR九州館の、
「シルエット・ファンタジー・シアター」上演のために作られた、影絵劇の1場面。
1頭の木馬がメリーゴーランドから抜け出し、少年に歩み寄っています。
このような木馬はその後も何度か繰り返され、
「木馬の夢」や「魔法使いの森に燃える再生の炎」などでも描かれています。
束縛から解放された木馬というのは、
いかにも自由を愛する藤城先生らしいモチーフですね。
イメージ 27
◆過去記事:「幻想列車」動画 
 
 
 
「学習画報」創刊号表紙には、異色の回転木馬。
コマの上を回っています@_@
ちなみに背景は東京タワー。
東京タワーは前年の1958年にオープンしたばかりで、
きっと現在のスカイツリーのようにもてはやされていたのでしょう。
藤城先生が東京タワーを描いたのは、たぶんこの1点のみ。
そういえば、いずれスカイツリーも描かれるのでしょうか??
イメージ 28
◆過去記事:学習画報 その1
 
 
 
1965年の木馬座公演プログラム。
あまり見かけないイラストの木馬です。
均整のとれた、なんともキュートな姿。
このデザインの完成度は抜群です♪
イメージ 3
◆過去記事:教文館展便乗♪ 「横丁」もどき <前半>
 
 
 
ニッコウキスゲが咲き乱れる、「白樺湖の四季」の夏の場面です。
木馬がなんの脈絡もないところにポツンと描かれ、なんだかふしぎな光景。
でもぜんぜん違和感はありません。
それどころかこの木馬がいることで、
絵の中の世界がさらに広がったように感じられます。
なぜなんでしょう?
やっぱり不思議ですね(笑)
イメージ 4
◆過去記事
:白樺湖影絵美術館 その2(春)
:白樺湖影絵美術館 その3(夏)
:白樺湖影絵美術館 その4(秋)
:白樺湖影絵美術館 その5(冬)
 
 
 
LPレコード「おんがくメリーゴーランド」より。
時計の中を兵隊さんの乗った木馬が駆け、
その時計は気球になって、子どもを乗せて時の流れの中に浮かんでいる・・・
いくつものイメージの重なった作品です。
たくさんのイメージを取り込むと、まとまりがつかなくなりがちなものですが、
ここには何の破綻もなく、ただひたすら夢のような世界が広がるばかり。
まさしく先生の豊かなイマジネーションの賜物です。
イメージ 5
 
 
 
再び「学習画報」表紙絵でです。
これは和製の木馬。
いえ、文字通り「竹馬」ですね!(笑)イメージ 6
◆過去記事: 学習画報 その2
 
 
 
和製の木馬はまだあります。
「幸せを呼ぶ 三春の滝桜 七福神会議」には、福島県の郷土玩具「三春駒」。
福島の素朴な玩具に惹かれた先生は、
いくつかの作品にそれらを描き込んでいらっしゃいます。
イメージ 7
 
 
 
「三春駒」はこんなところにもいますし、
イメージ 8
 
 
 
こっちには2頭も!
黒いものは子宝・安産・子育てのお守り、
白いものは老後安泰・長寿のお守りだそうです。
イメージ 9
◆過去記事 
:藤城先生バースディーパーティーツアー報告 1日目
:藤城先生バースディーパーティーツアー報告 2日目午前中
:藤城先生バースディーパーティーツアー報告 2日目午後 と NHK!
:わたしのベスト10
 
 
 
「シーソーにのった男の子と女の子」。
たしかにシーソーなのですが、馬の頭が2つ。
変わり種ですが、やっぱりこれも木馬の一種でしょう♪
イメージ 10
 
 
 
木馬の中でも特に心象風景の色合いの濃いものが、この「パープルタウン」です。
摩天楼の中に一瞬 垣間見えた幻のような木馬。
極限まで乾き切った世界を描きながらも叙情性に満ちていて、
まさに藤城先生が追い求める”甘くない叙情性”そのものです。
イメージ 21
◆過去記事:「積み木の幻想」にちなんで 
 
 
 
ここからは異色&珍しい”馬”を集めてみました。
 
ロシアの童話に基づく影絵劇のための人形です。
”影”にならなくても、そのままでもひとつの立派な作品。
飾るだけでなく、自分で動かすこともできるアートって楽しそう^o^
イメージ 11
 
 
 
人形制作のための下絵ですが、
これも、すでに充分アートですね!
イメージ 12
 
 
 
人形を操る藤城先生。
33才になったばかりの先生が、1957年の雑誌「演劇界」で紹介されていました。
このときの馬は、上のものよりももう少しリアルなようです。
イメージ 14
◆過去記事:月刊誌「演劇界」
 
 
 
ちなみにこれは去年 藤城先生が人形を操る様子。
なんでも先生ご自身が人形を操ったのは数十年ぶりだとか。
実に楽しげなそのお顔も含め、とても貴重なワンショットです^_^
イメージ 20
◆過去記事:<動画>とちぎテレビ「光の芸術人 藤城清治」
 
 
 
1993年冬の「暮しの手帖」第3世紀 第47号に載った「きん色のかぎ」。
このお話のクライマックスは、影絵でなければ描けないミステリアスなもの。
藤城先生の独壇場です。
イメージ 15
◆過去記事:銀座 教文館「動物園展」(後半)像・豚・河童などなど
 
 
 
雑誌「The Gay」表紙より「遊びの目」。
馬が、というよりも作品全体が超・異色!
メルヘンにこだわらず、先生が思い切り前衛に徹したレアな1枚です。
イメージ 16
◆過去記事
: 教文館 訪問記<5>(The Gay)
:<動画>藤城先生 in 関西テレビ 2
 
 
 
「眠りの森の王女」は、一見ふつうの影絵なのですが、
後ろ姿で描かれた馬はおそらくこの1頭のみ。
案外珍しい作品なのです。
イメージ 17
◆過去記事
:ナゾの影絵 in 「楡(にれ)」
:プレゼントをいただきました♪
 
 
 
「ふしぎなグースリ」は、1989年春の「暮しの手帖」第3世紀 第18号に載りました。
馬は脇役なのですが、2本足で立っていてなんとも意外なポーズ!
いななく声が聞こえてきそうです。
イメージ 18
◆過去記事:銀座 教文館「動物園展」(後半)像・豚・河童などなど
 
 
 
でもポーズの意外さでは、この馬の右に並ぶものはありません。
LPレコード「子どものうたと合唱」の裏ジャケットなのですが、
意表を突いた大胆な姿!!@_@
馬がブランコに乗るなんて、思ってもみませんでした。
イメージ 19
◆過去記事:影絵ジャケットLPレコード
 
 
 
・・・いろいろとご紹介してきましたが、実はこれはほんの一部。
馬の作品は、まだまだたくさんあります。
いつかまた特集を組んで、ぜひみなさんにお見せしてみたいと思います。
 
 
 
◆過去記事 
:木馬づくし その1
:木馬づくし その2
:木馬づくし その3
:木馬づくし その4
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

こびと絵柄の自販機!

$
0
0
ナント藤城清治美術館に、こびとの絵柄の自販機が設置されました@_@
気合入ってますね~!
 
 
イメージ 1
 
 
 
ズームアップしてみましょう♪
イメージ 2
この自販機、ほしい~!!
って、そんなのいったいどこに置くんじゃ~(笑)
 
 
 
ちなみに自販機の正面は、「こびとの音楽隊」。
イメージ 3
 
 
 
側面は「那須のこびとたちとオオルリ」です。
イメージ 4
 
 
 
・・・中にはいろんな種類の飲み物があって、
もちろんお約束のカルピスも含まれているそうです。
できることなら、缶のデザインも影絵にしてほしかったかも?!^o^
 
 
 
◆藤城清治美術館ブログ:自動販売機が設置されました
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

最新のスケジュール(変更あり!)

$
0
0
今年の影絵展スケジュールに変更や追加がありました!
 
・今年も天保山で影絵展開催
これは噂ではやや流動的なようで、まだ完全には決まっていないらしいです。
もしこれが決定すれば夢のようなスケジュールが実現するきっかけになるのですが、
それは決定後にお知らせいたします。
 
・台湾展の開催時期変更
当初の6月から12月に変更になりました。
実は早いうちからこの噂はあったので、なるほどという感じです。
 
 
イメージ 1
◆藤城事務所ホームページ
 
 
 
 
今年から、藤城清治美術館に先生が毎月いらっしゃるそうです!
その気になれば、毎月お会いすることもできるわけですね^o^/
但し、サイン会やトークショーなどを開催する予定はないとのことで、
お顔を拝見するのみに留まります。
<変更(2014.1.23 11:35pm>
藤城亜季さんからのご連絡により、
藤城先生の来館日が2月4日(火)に変ったことが分かりました。
くれぐれもご注意ください!
(藤城美術館ブログでは今現在「2月1日」のままですが、「4日」が最新日程です)
イメージ 2
 
◆藤城美術館ブログ
 
 
 
・・・今年もかなりハード・スケジュールになりそうな気配。
先生、どうかくれぐれもお体を大事になさってください。
 
 
 
 
 
 
 
 

「風の又三郎」明日発売^o^/

$
0
0
ついに明日24日、発売です!
いったいどんな仕上がりなのでしょうか!?
ちなみにページ数は60ページ、絵の枚数は18枚とのことです。
(ページ数は当初の56ページから4ページ増えてます)
 
 
表紙に巻かれた帯にご注目。
藤城先生の熱いメッセージが書かれています。
「四つにがっぷりと組んで・・・」という例えは、
いかにも相撲好きの先生らしいですね^_^
イメージ 1
 
 
 
藤城事務所ブログでは、
今回のものが「画本」であることについて触れられていますが、
絵本との違いが今一つよく分かりません。
なお辞書で調べてみても、「画本:絵を集めた本」とあるだけ(>_<)
これはもう、書店で確かめてみるしかありません(^_-)-☆
イメージ 4
 
 
 
ラビちゃんたちを交えたショットで、クライマックスシーンが紹介されています。
ここで気になるのは、このシーンは何ページに載っているのかということ。
物語のラストシーンのはずなのですが、
2枚目画像の本の側面から見た感じでは、
どうも途中あたりのページが開かれているような気がします。
もしそうだとすると、そのあとにはどんな絵が描かれているのでしょう?
イメージ 5
 
イメージ 6
 
 
 
・・・勝手に僕が気になっているナゾも、明日には解決(笑)
それにしても、先に中身を見たラビちゃんたち、ズルイな~^^;
 
 
 
なお画本の発売前に公開されているのは、この5枚のみ。
 
又三郎。
都会的で快活で、けれどどこかエキセントリック。
彼のキャラクターが見事に描き出されています。
イメージ 7
 
 
 
嘉助。
又三郎の級友です。
純朴でやさしさにあふれ、曇りのない眼差しが深く心に残ります。
又三郎とは対照的なキャラクターながら非常に魅力的で、
個人的には、藤城先生の描いた人物像の中でも屈指の1枚だと感じています。
イメージ 8
 
 
 
初登校してきた又三郎。
ここから全てが始まります。
イメージ 9
 
 
 
又三郎の歩くあとにはつむじ風が。
只者ではない片鱗を見せ始めた又三郎。
イメージ 10
 
 
 
画本の表紙にもなっている名場面。
ガラスのマントをまとって空に浮かんでゆく又三郎は、
いったい何者だったのでしょうか。
イメージ 11
 
 
 
そのほか、下絵が公開されているものもあります。
 
これは、教室の中の様子。
にぎやかな中でもどこか”浮世離れ”して見える又三郎が、妙に印象に残ります。
イメージ 12
 
 
 
川にたたずむ生徒たち。
泳いでいるのは又三郎?
イメージ 2
 
 
 
さらにはこんな画像もあって、
いくつか見たことのない作品も見受けられるのですが、
小さな画像をズームアップしたため、何がなんだか分かりませんね(涙)
イメージ 3
 
 
 
 
◆藤城事務所ブログ:画本『風の又三郎』発売!!
 
◆過去記事
:宮沢賢治特集(3)「風の又三郎」
:「風の又三郎」制作風景?!
:<画像>日曜美術館 藤城清治89歳の”風の又三郎”
:<動画>日曜美術館 藤城清治89歳の”風の又三郎”
:16日の花巻サイン会中止と「風の又三郎」発売再延期
:「風の又三郎」制作風景と、背後の未公表作品
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

速報! 福島県 鶴ヶ城プロジェクションマッピング はるか(追記あり)

$
0
0
イメージ 1
 
 
 
3月に福島県の鶴ヶ城で行われるプロジェクションマッピングで、
藤城先生の新作3点が投影されます!!
 
 
 
<新作モチーフ>
先生が取り組む3つのモチーフは、いずれも地元福島県に由来する純朴なものばかり。
これまでも三春の滝桜や三春駒など、
福島県を題材にした作品をいくつも制作してきた藤城先生が、
今回どのような新作を作るのか、本当に楽しみです♪
 
①小原庄助さん
 朝寝 朝酒 朝湯が大好きで身上つぶしたあの庄助さん。
 地元にはこけし人形もあります。
 庄助さんて福島の方だったんですね^o^
イメージ 2
 
 
 
②彼岸獅子
 福島県独自の獅子舞で、獅子とはライオンに限らず、鹿や猪も指すのだそうです。
イメージ 9
 
 
 
起き上がり小法師(こぼし)
 会津地方に古くから伝わる郷土玩具で、いくつも種類があるようですね。
 実に愛らしいです^_^
イメージ 10
 
イメージ 13
 
イメージ 4
 
 
 
鶴ヶ城プロジェクションマッピングの詳細です。
無料ですが事前に整理券を入手する必要がありますので、どうかご注意ください。
イメージ 5
◆福島県 鶴ヶ城プロジェクションマッピング
 
 
 
ちなみに去年のこのイベントは、DVD化され発売されています。
ということは、今年の藤城先生の作品もきっとDVD化されるはず!
イメージ 11
イメージ 12
◆鶴ヶ城の名作プロジェクションマッピング『はるか』をDVDで追体験
 
 
 
なお、同じ福島県内 郡山市にあるニコニコこども館では、
常設&無料で影絵(原画)が展示されています。
1点のみなのですが、でもそれは「新・木馬の夢」。
あの名作「木馬の夢」のリニューアル・バージョンです。
もしお時間があれば、ニコニコこども館もオススメです!
イメージ 14
 
イメージ 15
 
イメージ 6
◆ニコニコこども館
 
 
 
さらに福島県のすぐお隣り、栃木県那須には藤城清治美術館もあります。
プロジェクションマッピング&ニコニコこども館とセットで訪問すれば、
言うことなしの超豪華・影絵ツアー!!(^_-)-☆
イメージ 3
◆藤城清治美術館
 
 
 
・・・末筆になってしまいましたが、
今回の情報は、藤城清治美術館館長の藤城亜季さんから、
わざわざ電話を頂戴してお知らせいただいたものです。
今回も、本当にどうもありがとうございました。
 
 
 
 
<追記(2014.1.24)>
藤城事務所ブログにもこのイベントの開催が発表され、
2枚の画像が載りました。
 
1枚目は制作中の藤城先生。
この作品は、「彼岸獅子」のようですね。
大きな目が見えて、特徴的な顔の部分が写っています。
イメージ 7
 
 
 
2枚目は、まさに新作!!!
すごく楽しそう^o^/
今年最初の傑作ですね♪
これはやっぱり見に行かなければ(^_-)-☆イメージ 8
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

<続報>鶴ヶ城プロジェクションマッピング はるか

$
0
0
「プロジェクションマッピング はるか」 の詳細が分かってきました^o^
 
 
まずお城の絵ですが、別バージョンも存在しています。
右上に庄助さんがおらず、左下の花びらの枚数も少なめです。
イメージ 1
◆藤城清治ブログ:鶴ヶ城プロジェクションマッピング はるか
 
 
 
ちなみに、先にお知らせしたものはこちら。
いずれも甲乙つけがたく魅力的ですが、
いったい最終バージョンはどっちなんでしょう?^^;
イメージ 2
 
 
 
福島県 会津地方に由来する3つの作品も、
画像は小さめながら、すべて明らかになりました。
彼らが鶴ヶ城で活躍するんですね♪
 
小原庄助さん。
(これは2回目のご紹介)
イメージ 3
 
 
 
彼岸獅子。
イメージ 4
 
 
 
起き上がり小法師(こぼし)
イメージ 5
◆NTTファイナンス 報道発表
 
 
 
そして「プロジェクションマッピング はるか」のストーリーはこんなふう!
読んでいるだけで心がほくほくするお話です*^_^*
イメージ 6
◆住友林業 ニュースリリース
 
 
 
・・・これからも新しい情報が入り次第、お知らせいたしますね(^_-)-☆
 
 
なお末筆ながら、今回の情報も総小判さんからいただきました。
いつも本当にどうもありがとうございますm(_ _)m
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

お城めぐり

$
0
0
イメージ 1
 
 
先日来ご紹介している福島県の鶴ヶ城の作品。
これを見ていて思いついたのが、藤城先生の影絵で巡る日本のお城シリーズです♪
(画像右下をクリックすると、拡大できます)
 
 
 
「流響」。
長野県のJR上田駅 待合室に飾られている1997年の大作です。
素晴らしい作品にもかかわらず、残念ながらあまり全国的には知られていません。
お近くにお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください。
もちろん無料!
ところでこの中に上田城が描かれているのですが、
ちょっと分かりづらいですね~(汗)
イメージ 2
 
 
 
で、ズームアップ!
合戦シーンの後方に見えるのが上田城。
あの六文銭で有名な真田一族のお城でした。
イメージ 3
◆過去記事:JR上田駅 壁画「流響」
 
 
 
「松山賛歌」。
2008年、松山の影絵展のために作られた切り絵です。
正面奥、標高132mの城山の頂上に建つのが松山城。
イメージ 4
 
 
 
太陽を背にした松山城も、ズームアップ!
羽衣をまとった天女も舞ってます♪
イメージ 5
 
 
 
「熊本城 宇土櫓(やぐら)」。
2012年の熊本展のために作られました。
引き締まった黒が印象的。
このお城は、黒の美しさを追い求めてきた先生にぴったりのモチーフですね。
よく見ると、枝の上にはこびとと、ナントくまモン!!*^o^*
イメージ 6
 
 
 
この作品に寄せて書かれたエッセイもあります。
やはり先生は、熊本城を相当お気に召したんですね^_^
イメージ 7
 
 
 
「荒城の月」。
(ある年齢以上の方には)よく知られた名曲ですね^o^;
作曲した瀧廉太郎の故郷、大分県竹田市の岡城がモデルと言われています。
今は朽ち果ててしまった城の歌をモチーフにしているので、城の姿は幻。
だから霞んでいるんですね。
イメージ 8
 
 
 
「日本名城秘話」表紙絵。
1963年に出版された本なので、この作品は50年前のもの。
数えてみたら、黒以外はたったの3色で描かれています@_@
イメージ 9
 
 
 
「桜城の兄妹」。
こっちはもっと以前のもので、
1957年に今の中日新聞に連載されていたお話の挿絵。
お城の作品としては、たぶん一番古いものかもしれません。
イメージ 10
◆過去記事:幻の「桜城の兄妹」
 
 
 
・・・先生は西洋のお城をたくさん描いていらっしゃいますが、
日本のものも、想像以上にたくさん作っていらっしゃったんですね。
でもそんな中でも、鶴ヶ城は異色中の異色。
プロジェクションマッピングが本当に楽しみです^o^v
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

鶴ヶ城プロジェクションマッピングと「こびとたちの楽園」

$
0
0
鶴ヶ城プロジェクションマッピングのホームページがリニューアルされました!
お城がズームアップされ、
しかも藤城先生の描いた福島のキャラクター達まで散りばめられています^o^/
(画像の右下をクリックすると、拡大できます)
 
 
イメージ 1
◆鶴ヶ城プロジェクションマッピング
 
 
 
今回お城の画像が大きくなったことで、
そこに描かれている影絵の元になった作品が明らかになりました。
イメージ 2
 
 
 
それは「こびとたちの楽園」。
原画は、名古屋市にある介護老人保健施設「かなやま」に納められていて、
無料で拝見することができます。
イメージ 3
◆過去記事:かなやま と あんず
 
 
 
この「こびとたちの楽園」は一度完全にバラバラにされ、
鶴ヶ城プロジェクションマッピングの中で再構成されているのですが、
その内容は単純ではなく、とても興味をそそられるものです。
イメージ 4
 
たとえば、
①はそのままの形で鶴ヶ城に使われていますが、
②はあえて影絵を裏返しにして使ってあり、
③はこびとをコピーして、人数を増やして貼り付けてあります。
 
それぞれ、お城の形や見せる角度などに合わせて、
最も効果的になるようにアレンジしてあるのでしょうね^_^
 
もちろん、プロジェクションマッピングはこれだけにとどまらず、
あの庄助さん、彼岸獅子、起き上がり小法師たちが繰り広げる物語もあるわけで、
盛りだくさんの内容が今からとても楽しみです*^o^*
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

こびと七変化 その3(未完成だった記事を仕上げました^^;)

$
0
0
 いろんな珍しいこびとをご紹介する「こびと七変化」の3回目です。
 
と言っても、1、2回目は3年近く前のこと。
今回は、新しく”レア”なこびとを見つけるたびに書いた記事の”総集編”に加え、
さらに最近見つけた珍しいこびと達のお披露目、
という内容でお見せしてまいります。
(画像の右下をクリックすると、拡大できます)
 
 
 
●女の子のこびと
 
「日の出の踊り」。
藤城先生の描いた最初のこびとで、
昭和28年(1953年)1月4日(日)の朝日新聞夕刊に掲載されました。
女の子のこびとは、実は最初からいたんですね。
イメージ 1
 
 
 
こちらは当時の新聞。
この新聞は61年前のものになるわけですが、
ということは、こびとは61歳?
もっとも、妖精は歳をとらないんでしょうけど^^v
イメージ 11
◆過去記事:最初のこびと「日の出の踊り」
 
 
 
「こびと達のパーティー」。
その後、この作品で久しぶりにまた女の子のこびとが描かれました。
村の、春を祝うお祭りといった風情です。
イメージ 2
 
 
 
「森のこびとのおくりもの」。
1975年早春の「暮しの手帖」第2世紀 第34号に載ったお話で、
「きん色の窓とピーター お母さんが読んで聞かせるお話」にも収められています。
ここでもこびと達は踊りを踊っています。
もしかしたら女の子のこびとは、踊りの場面ばかりに描かれているのでしょうか?
イメージ 13
 
イメージ 14
 
 
 
 
●帽子の無いこびと
 
「帽子をぬいだこびと」。
こびとと言えば、三角帽子がトレードマーク。
イメージ 15
 
 
 
けれどその帽子を脱いでしまいました!@_@
う~ん、こびとなのか子供なのか、区別がつかないかも~(汗)
イメージ 16
◆過去記事:こびと? こびと!!
 
 
 
「小人の帽子」。
1982年夏発刊の「暮しの手帖」第2世紀 第79号に載ったお話です。
ここには帽子の無いこびとが何人もいてビックリ。
こういうふうに描かれていれば、帽子が無くてもこびとと一目瞭然ですね^^v
イメージ 17
 
 
 
上の物語の続きの場面。
何人ものこびとが泣いている作品も、
そういえばほかでは見かけたことがありませんね。
イメージ 18
 
 
 
「アコーデオン弾きのポテトじいさん」。
1990年春・初夏発刊の「暮しの手帖」第3世紀 第25号に掲載されました。
こびとは誰も帽子をかぶっていません。
しかも踊りの場面ではないのに女の子のこびとも!
これはダブルで珍しい、超・レアな作品です。
イメージ 19
 
 
 
 
●動物の顔のこびと 
 
「浦島太郎」。
以前にご紹介した時に、すごく反響のあった作品。
このインパクトですから、それも無理ありませんね^^;
イメージ 20
 
 
 
「スザンカと水の精たち」。
1981年冬の「暮しの手帖」第2世紀 第75号に載ったもので、
「ロンドン橋でひろった夢 お母さんが読んで聞かせるお話」でも見ることができます。
お魚の次はカエルのこびと??
しかも女の子とおぼしきこびとまでいます。
藤城先生にとっての水の精は、ケロヨンだったんですね^o^
イメージ 3
 
イメージ 4
◆過去記事:あれ?女の子?! -那須と教文館のこびとにちなんで-
 
 
 
福井展ライブ・ペインティング習作。
ケロヨンのこびとがいるのなら、
先生のもう1つのキャラクター、「猫」のこびとだっています。
これは、2010年の福井展ライブ・ペインティングの試し描き。
これは僕の勝手な想像ですが、
試し描きしてみたら目の部分が少々キツくなってしまったので、
藤城先生はちょこちょこっとヒゲを落書きしてみたのではないでしょうか?(笑)
イメージ 5
 
 
 
ちなみにこちらは同じ試し描きの完成版と思われるもの。
1本1本の線がビシッっと決まっていて一分の揺るぎもなく、
"作品"と呼ぶに値するレベルにまで仕上がっています。
イメージ 6
◆過去記事:福井ライブ・ペインティング試し描き(近況報告2)
 
 
 
 
●後ろ姿のこびと
 
「樹齢1500年 大クス癒しの祈り」。
魚、カエル、猫と、いろいろな顔のこびとをお見せしましたが、
ここには顔を見せないこびとが勢ぞろい!
一人だけ、ひねくれて(?)こっちを向いてるこびとがいますが、
あとはみ~んな、そっぽを向いてます^^;
でもなぜか、そんな後ろ姿からひしひしと”祈り”が感じられ、
心にじぃーんと来るものがあります。
イメージ 7
◆過去記事
:藤城清治美術館グランドオープン出席日記<3>(プロジェクションマッピング)
 
 
 
ごく一部のこびとだけが後ろ姿というものなら、
ご覧のようにいくつかあるのですが、
ほとんど全員が、という「樹齢1500年 大クス癒しの祈り」は、
やはりすごく意表を突いた作品なんだと思います。
「MISIAの幻想」。
イメージ 8 
◆過去記事:再びMISIA その2
 
 
 
「大きな約束」。
イメージ 12
◆過去記事:「大きな約束」
 
 
 
 
●”こびと”の始まり?
 
「五つのえんどう豆」。
最後は、七変化するこびとたちのルーツと思われるもの。
昭和24年1月1日発行の「暮しの手帖 第二号」に載った、
藤城先生の一番最初の影絵です。
この中にはこびとの原型とも思えてしまう、
”三角帽をかぶったえんどう豆”が描かれているのです!
初めての影絵からこびとが存在していたなんて、大発見!!
・・・と独りで悦に入っているのですが、果たして真相はどうなのでしょう??^^;;
イメージ 9
 
イメージ 10
◆過去記事:暮しの手帖 第二号 「五つのえんどう豆」
 
 
 
 
・・・七変化するこびと達。
ほかにもきっと、まだまだいろんなバージョンがあるのではないでしょうか?!
これからもあれこれ探して、見つけたらみなさんにご報告してまいりますね^^v
 
 
 
なお今回、当方の不手際により、
2月4日の朝から日中にかけて未完成のまま記事をアップしてしまったことを、
心からお詫びいたします。
どうも申し訳ありませんでしたm(_ _)m
 
 
 
◆過去記事
:こびと七変化 その1
:こびと七変化 その2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「2月27日ぼくきます」

$
0
0
先日お知らせしたとおり、
2月4日に藤城先生が那須の藤城清治美術館にいらっしゃいました。
 
 
イメージ 1
 
 
 
でも考えてみたら、あいにくこの日は火曜で休館日(>_<)
誰も先生にはお会いできなかったんですね。
 
しかし、ここでグッドニュースが2つ!
 
その1。
5日から「風の又三郎」の原画コーナーが美術館に設けられたそうです。
あの画本の原画を目の当たりにできます^^v
 
その2。
先生が2月27日の午後に、再度 藤城清治美術館にいらっしゃいます。
ちなみに次回は木曜日。
休館日ではありません^o^/
で、こんな画像が!!
イメージ 2
 
「2月27日 木曜日 ぼくきます」・・・なんて素敵な掲示板なんでしょう♪
黒板に描かれた作品は、初めて拝見しました。
超・レア!
でもこれって、いずれは消されてしまうんですよね?
もったいな~い(>_<)
 
 
 
◆藤城美術館ブログ:先生が来館されました!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

明治神宮に幅6mの大作!

$
0
0
4月5日・6日の明治神宮で、
藤城先生の幅6mの大作が飾られます♪
 
 
 
そのイベントは明治天皇の皇后、昭憲皇太后の百年祭。
イメージ 1
 
 
 
先生は現在、この大作の制作に専念していらっしゃるそうですが、
いったいどのような作品が発表されるのでしょう?
 
去年の宮崎展にあったような神話的なもの?
おととしの奈良展のような、”いにしえ”の朝廷を彷彿させるもの?
それとも、この2日間に行われる郷土芸能にちなんだ、
東北をテーマにしたものでしょうか??
イメージ 2
 
 
 
・・・興味は尽きないのですが、今のところ判っていることはここまで。
新しい情報が入り次第、またお知らせいたします。
 
 
 
なおこの情報は、藤城清治美術館館長の藤城亜季さんからいただきました。
いつも本当にどうもありがとうございます。
 
 
 
◆明治神宮:昭憲皇太后百年祭特集
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Viewing all 1866 articles
Browse latest View live




Latest Images