高知にちなんだ作品を集めてみたところ、
作品制作などの画像もたくさん残っていて、
その数50枚あまり(@_@)
ちょっと息切れしそうですが、頑張ってご紹介してみます(^^;)
(画像の右下をクリックすると、拡大できます)
これは先日まで開かれていた高知版画展の、はりまや橋。
実物のはりまや橋に立つ藤城先生です。
上の写真にあるミニチュア版制作のために訪れたときのショットでしょうか。
2010年1月に開催された高知展の前年、2009年冬頃の撮影と思われます。
橋の制作模様♪
高知展に向けての準備の様子です。
さすがに橋そのものは専門の方が作っていますが、
朱色はすべて先生お一人の手塗りとのこと。
加えて、「はりまや橋」の名前も直筆です!
以前から感じていたのですが、先生は書もかなりのレベル(@_@)
床部分にはケロヨン、モグちゃん、猫が並んで、
先生流のアレンジにも抜かりはありません(^_^)v
こちらは2010年の影絵展で初披露された際の、はりまや橋。
そして、渡り初めをする藤城先生(^_^)
この年のはりまや橋作品はこれだけにとどまらず、
水彩画も!
その完成作です。
Googleマップでスケッチ場所を探してみました。
先生描かれたのは、おそらくこのあたり。
そのときの様子です。
傘は、雨に濡れながらスケッチにいそしむ先生の姿を見るに見かねて、
この近所の方が差し出して下さったのだそうです。
高知の方の情の深さが伝わって来ますね(*^_^*)
この作品は、実はいまだにタイトルが不明なのですが、
先ほどのはりまや橋画像の中にも見えていたもの。
影絵展会場の入口で、訪れる方々をお迎えするかのように展示されていました。
なお影絵展終了後は寄贈され、
今は高知市総合あんしんセンターで見ることができます。
逆に言えば、影絵展会場ではもう絶対に見られない作品!
絵柄は高知のエッセンスがギュッと詰まったもので、
ダイナミックかつユーモラス♪
イルカが跳ね、
闘犬がシコを踏んでいるかと思えば、
その下では浮世絵風のクジラが笑ってます(^o^)
カツオ達も実に活き活きとしています♪
しかもこの作品、真っ黒な床に映え、
まるで水鏡(♡_♡)
もちろんこれは偶然の産物なので、
先生もさぞかし驚かれたことでしょう!(@_@)
この作品は日中は消灯されているので、訪問は夜がオススメ。
なんと11時まで点灯しているそうです(^o^)/
でも、両方の状態が見たい!
さらには闇から光が生まれる点灯の瞬間も見たい!!
という方は、夕方近くに是非(^_-)-☆
ご参考までに、
これは寄贈されることを知って、お礼のために駆け付けた高知市長とのショット。
またこちらは、寄贈式の場面。
先生は上から下の靴まで白一色で、なんとも華やか(*^o^*)
「走れ 沢田マンション」は、二人だけでマンションを建てた素人のご夫婦に、
先生がいたく感銘を受けて描いた1枚。
最初、先生は単にそのユニークなたたずまいに惹かれたのかと思っていましたが、
既成の価値観にとらわれず建てられたところに共鳴されたとのことで、
いかにも枠にはめられることを好まない、藤城先生らしい着眼点ですね(^_-)-☆
その制作風景です。
黒一色の中に浮かび上がるマンションは、
未完成にもかかわらずこの建物の味わいをいっそう引き立たせています。
「光と影の室戸岬」。
総合あんしんセンターに展示されている作品と一見 共通したイメージですが、
こちらは荒々しさと神秘性が前面に押し出され、
見る者を畏怖させる迫力に満ちています。
ところでこの作品は、その後リメイクされています。
これは先日のテレビ高知に映し出された「光と影の室戸岬」ですが、
飛び跳ねているイルカの数がまったく違っていますし、
クジラもよく見ると頭数が異なっています。
空にはどうやら星が無く、あえて霞んだように全体にぼかしが入っているようです。
また、こびとは黒一色のシルエットからカラーへ。
驚きました。
いったいいつの間に?
今回の高知版画展のためにリメイクされたのでしょうか!?
「足摺岬と椿のトンネル」。
室戸岬に続き、足摺岬。
先生は両方の岬を巡られたんですね(@_@)
「光と影の室戸岬」とは対照的に、こちらは椿を描き込んでやわらかな印象ですが、
でもその向こうに見える岩肌と海原は、やはり荒々しい。
やさしさと厳しさの対比が美しい一点です。
「時をつくる」は、2005年の干支作品ですが、
そこに描かれているのは、高知の有名な尾長鶏。
このモチーフを先生はお気に召したようで、
続けて「天に舞う尾長鶏」も描いていらっしゃいます。
そして12年後、この作品は今年の干支作品になりました(^_^)v
これは先生と尾長鶏のご対面の模様。
おそらく高知展準備のための旅の一コマでしょう。
なお高知におもむく前にも、尾長鶏は作品に登場しています。
それが「猫の相撲とり」。
飛ばないはずの尾長鶏が、その尾をたなびかせながら優雅に空を舞っています(^_^)
「土佐の闘犬」。
コワモテで迫力満点の雄姿です。
この絵を見るたびいつも惹きつけられるのは、その眼の光。
なにかを訴えかけるような、感情の表れを感じます。
この目の光は本当にすごい。
先生がご覧になった土佐犬。
とても闘犬とは思えないほど、目がやさしいです(*^_^*)
こちらも同じ折りの写真。
犬がすっかりなついてしまってます。
先生の愛情が、あっという間に伝わったんですね♪
「斗俵沈下橋」。
沈下橋とは、川が増水したときに水面下に沈むことを前提に作られた橋のことです。
下のもう1枚のスケッチとともに、
四万十川流域の自然の豊かさと、そこに共生する人々の生活の豊かさとが、
風景の中から静かに伝わってきます。
スケッチでありながら水墨画を感じさせるかのような、深い味わいのある作品です。
「佐田沈下橋」。
「野良時計」は、明治20年頃に作られた時計台がモチーフ。
時計がまだ普及していなかった時代、
野良仕事をする人たちに時を知らせるために建てられたとのこと。
作品は、当時の先取の精神と100年余りの時を経たものにしか得られない風格とを、
余すところなく描き出しています。
高知作品紹介の最後は、やはり「南国土佐賛歌」を置いてほかにないでしょう。
何度見ても圧倒される、まさに大作です。
これは版画展の際のサイン会模様なのですが、
この写真で、ここに飾られていたのはミニチュア版の複製画と判りました。
原画は、近くの別の場所に展示されていたのでした。
けれど残念ながら、おそらくはスペースの関係から、それは作品の一部のみ。
いつかまた、きっと再び全作品部分を展示してほしいです(♡_♡)
それにしても、ここに描かれている偉人たちはみんな銅像のスケッチなのに、
どうしてこんなにも活き活きとしているのでしょうか!?
まるで、今にも動き出しそう!!(@_@)
先生の画力にあらためて脱帽です。
そんな銅像の1つ、坂本龍馬像を観察するご様子。
先生はこうやって、「南国土佐賛歌」の銅像全てを1つずつ見て回られたのでしょう。
これは2010年影絵展の折りのインタビューなのですが、
陰影をつけて描かれた銅像たちのリアルさ、生々しさがよく分かります。
これらは偉人たちの写真なのかと、見まごうばかりです(汗)
最後に、2010年の開会式の様子と、
2012年に行われた版画展サイン会の様子をご紹介。
このときもすごい人波!
先生も亜季さんも紺または黒のいでたちで、なんともシック♪
サインのあとは、
もちろん握手も(^o^)/
・・・高知は、きっと先生のお気に入りの場所の1つ。
なによりもあの大作がそれを物語っています。
ということは、いずれまた影絵展も!?
なお末筆ながら、
作品画像の一部は総小判さんとCassieさんからいただきました。
お二方共に、いつも本当にどうもありがとうございますm(_ _)m
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